私は平日、デイサービスで仕事をしています。
「介護の3大サービス」とは
・入浴所介助
・食事の介助
・排泄の介助
を指していて、今勤めているデイサービスでも、一番最初にこれを教わりました。

それぞれ、つい手を出しすぎて残存機能を奪ってしまわないように、やる気を奪ってしまわないように、適切な声掛けが重要だと日々感じています。

また、個人個人で必要な介助の内容が異なるため、利用者様御本人は勿論、ご家族の方、ケアマネージャー、介護福祉士、その他たくさんの方々間で、できるだけ多くの情報交換を行うことが、より質の高いサービスに繋がることも痛感しています。

3大介護のうちの「食事の介助」は、特に工夫が必要です。
「食べる」ということは、年代関係なく生きていく上での楽しみのひとつです。

高齢になって介護や介助が必要な状態になっても、できる限り自力で、自力で食べることが困難になったとしても「口からものを食べる」という楽しめるように様々な工夫が必要です。

食器などは、年々便利な福祉用具が増えてきているので、昔に比べて大分諦めなくても済むことが増えてきましたが、食品を食べやすくする・栄養内容や食材によって献立を工夫するなどは人の手が必要です。

高齢者の食事中に気をつけなければいけないことはたくさんありますが、中でも「誤嚥」には細心の注意を払いたいところです。
誤嚥を防ぐためには、それぞれに合った食材の切り方、調理方法、水分補給の方法、声掛けなど大事なことが多いので、これらに焦点をあててみようと思います。

また、食後の口腔ケアも「食べる」ことと密接した関係にあります。
口腔内の衛生を保つことも健康維持に繋がるため、義歯であるなしにかかわらず口腔ケアを行う必要があるので、口腔ケアの必要性、あると便利な道具、私が実際行っている口腔ケア方法などをご紹介したいと思います。

そして、栄養ケア。高齢者は独居の方が思ったより多く、お独りでおられる方は男女問わず食事が疎かになりがちです。
日中独居といって、ご家族と同居の場合でも独りで在宅される方も珍しくありません。

デイサービスに通所されている独居の利用者さんの例でいうと、お迎えに行った時に「朝ごはんを食べていない」とおっしゃる方がとても多い印象です。
夕ご飯はお弁当や冷凍食品で済まされるという方も多いため、高齢者の低栄養状態はともて問題視されています。

そのような高齢者の方(お身内)の生活援助としてご飯をつくる機会ができた時、どんなことに注意したらよいか、食材選びや調理方法、家族と同居の場合でも、高齢者の方向けには献立や調理方法にどのような配慮をしたらよいかなどを挙げていけたらと思っています。